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WHY YACHTS


WHY

WALLY YACHTS は、パートナーが最も愛しているデザインのひとつだ。

彼が最初にそれに出会ったのは オーストラリアに留学中、購読していたWALL PAPER* の誌上だった。一目見て夢中になってしまったそのYACHTSは、他のどんなYACHTSとも決定的に違っていた。
その後、彼はイタリアに留学したのだが、GENOVA で WY 77 を実際に見てその美しさに圧倒されたのだと言う。

わたしは彼に会うまで、その美しいYACHTSを知らなかった。
そして、わたしも、たちまち夢中になってしまった。

今、WHY YACHTS プロジェクトが進行している。
WHY とは、Wally Hermès Yachts のことだ。
建築家たちのインタビューから、美しさとテクノロジーへの並々ならぬ情熱が伝わってくる。
これは、YACHTSというよりも、海上に浮かぶ建築のようだ。

現に彼らのコンセプトは、BEACH や 島 なのだそう。



WALLY

WHY | Wally Hermès Yachts official website

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テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

2009.10.27 | コメント(5) | トラックバック(0) | 建築

伊東豊雄 建築との対話 講演会

TOYO ITO

土曜日、高雄市で開催された、伊東豊雄氏の講演会に参加した。
伊東豊雄氏は、参加した台湾の二つの設計コンペで、いずれも最優秀案に選定されている。
その一つである世運主場館(2009年ワールドゲームズ高雄大会のメーンスタジアム)が、先ごろ完成したので、その講演だった。

氏の建築はいずれも独特の形状であり、瞑想の森 各務原市斎場などは、幻想的でもあったりするのだが、この世運主場館も又、不思議なU字形のオープンスタジアムである。
台湾のソーラーシステムを屋根に8844個も使い70%の遮光效果を上げ、每年660トンの二酸化炭素を減少できるという点にも感銘を受けた。

氏は、今回、竹中工務店と台湾の建設会社とタッグを組んでの仕事だったというが、台湾の施工について、非常に満足していると何度も話されていた。
それは、台湾で仕事をしている私たちには、うれしいお話だった。日本や世界を見つめ、頑張っている台湾を少しでも多くの方々に知っていただけたらと心から願う。

今回は機会がなくて、世運主場館のほうへは足を運べなかったのだが、高雄ワールドゲームス2009を見に行けたらと考えている。
そのときに、氏がスライドで説明されていた様々なディティールや構造を是非肌で感じたい。




テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

2009.05.24 | コメント(2) | トラックバック(0) | 建築

Peter Walker 、豊田市美術館

PWP

大学時代、最も影響を受け夢中になったのはPeter Walkerの作品だった。
Peter Walker は、アメリカの代表的なランドスケープアーキテクトのひとり。
整然としたランドスケープに詩的な彫刻やオブジェを盛り込んだり、彼の独特な表現方法でもある噴水が配置されたりした、それらの作品は、本当に私を魅了した。
そして、飽きずに何度も作品集を眺め、模型を徹底的に真似したいと切望していた。
あの信じられないくらい美しい模型!
そしてそれらが現実になった写真集は、文字どうり擦り切れてしまった。
インテリアデザインの仕事をしている今でも、私が庭をデザインするときには彼の影響が出てしまう。それ位、私にとって彼の仕事は衝撃的だったのだ。

豊田市美術館が出来た時、目の前に広がる彼の作品に圧倒され興奮した。
その美しさと、リズム。整然とした配置。
マテリアルが組み変わるところや、彫刻群との交わり。
只、うれしくて興奮したことを覚えている。

建築家谷口吉生氏が設計された豊田市美術館は、氏の傑作としても名高く、20世紀美術とデザインの収蔵、現代美術の意欲的な企画展で全国的に知られている。

その豊田市美術館の学芸担当専門監である青木正弘氏は、私の高校の恩師でもある。
かつての同級生たちと美術館を訪ねた際にも、快く館内を案内してくださった。
その折に美術館の建築や、展示方法、ランドスケープ、そしてコレクションなど様々なことを教えていただいた。そのときの滑るように流れた時間、いくら話しても飽き足りないような賑々しい芸術の話等、もう何年も経つというのに忘れることができない。
尊敬する方が、私たちの遥か先を全力疾走されておられることに鼓舞されたのだ。

芸術や、美術デザインの道を進むものにとって、先の道は時に細く険しく闇夜の時もある。
でも、先を行くものが照らしてくれる素晴らしい仕事や、美しい作品などに励まされ、再び前を向いて歩いていくことができる。

わたしにとって、豊田市美術館はそういった励ましがもらえる場所でもあるのだ。


豊田市美術館
http://www.museum.toyota.aichi.jp/

青木正弘氏(学芸担当専門監)インタビュー 参考
http://apm.musabi.ac.jp/imsc/cp/menu/museum/toyota/interview.html

PWP Landscape Architecture
http://www.pwpla.com/prj.php

テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

2009.01.31 | コメント(2) | トラックバック(0) | 建築

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プロフィール

DUMAS DESIGN STUDIO

Author:DUMAS DESIGN STUDIO
いずれもイタリア、スペインに造詣が深いデザインチーム。
インテリア、エクステリアの仕事をはじめ、家具や装飾品のコーディネート、デコレーションも行う。

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